「えっ、開けるの?」——帰国の税関でスーツケースを全開にするよう言われたとき、頭が真っ白になった経験はありませんか?何も悪いものは入っていないはずなのに、なぜ自分が?という戸惑いと、英語でどう対応すればいいかわからないパニックが一気に押し寄せてくる。
そういう瞬間に備えておくだけで、旅のストレスがぜんぜん違います。この記事では、スーツケースを開けるよう言われたときのトラブル背景から「こう言われたらこう答える」実践的な対処法まで解説します。

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①スーツケース検査——税関でこんなトラブルが起きている
スーツケースを開けるよう言われる場面は、旅行経験が豊富な方にも起こります。「何度も海外旅行しているのに初めて止められた」という声は珍しくありません。なぜそうなるのか、まず背景を知っておくと、止められたときの心の余裕がぜんぜん違います。
羊羹がX線でアヤシイ物体に見えてスーツケースを全開にされたトラブル事例

実際にこんな体験が報告されています。海外在住の方が日本への帰省から戻る際、スーツケースに入れていたとらやの羊羹が税関のX線検査で引っかかり、係官に「スーツケースを開けてください」と言われました。銀色の包み紙に包まれた四角い羊羹が、X線モニターには「アヤシイ四角い物体」にしか見えなかったようで、係官が神妙な顔で近づいてきたそうです。
スーツケースを全部開けて中身を取り出され、係官が問題の羊羹を手に取り「これは一体何だ?」と聞いてきました。「羊羹という日本のお菓子です」と説明すると、今度は「なんで黒いの?美味しいの?」と興味津々の質問が続いたとか。結果的に没収はされなかったものの、銀色の包み紙まで全部開けさせられて確認されるという体験でした。
「まさかお土産の和菓子が引っかかるとは」というこの体験、とても共感できますよね。でもこういうとき「これは日本のお菓子です」と英語で言えるかどうかが、スムーズに解決するかどうかの分かれ目になります。事前に準備しておくだけで、同じ場面でも落ち着いて対応できますよ。
なぜスーツケースを開けるよう言われるのか

スーツケースを開けるよう指示される理由は、主に3つあります。X線画像で中身の判別が難しかった場合、ランダムな抜き打ち検査に選ばれた場合、そして申告書の内容と荷物の状態に不一致があると判断された場合です。
- 銀色・アルミ包装の食品(羊羹・チョコレート・栄養補助食品など)
- 密度が高く四角い形状のもの(缶詰・瓶詰め・せっけんの塊など)
- ケーブル類が絡まった電子機器や充電器のまとめ置き
X線では「密度が高くて形が不明瞭なもの」が引っかかりやすいです。特に日本のお土産は銀色・金色の包装が多く、X線では正体不明の物体に見えることがあります。
銀色の包装が引っかかりやすい理由
銀色やアルミ素材の包装は、X線検査で光を反射したり画像が不明瞭になりやすい特性があります。羊羹の体験談で「爆弾っぽい大きさの銀色の四角い物体」に見えたというのはまさにこのためです。包装が豪華なお土産ほど引っかかりやすいという皮肉な現実がありますが、止められてもあわてず「これは食べ物です」と説明できれば問題ありません。
ランダム検査は誰にでも起こりうる
抜き打ち検査は特定の理由なく行われることもあります。何度も海外旅行をしていて一度も止められたことがない方でも、ある日突然選ばれることがあります。「また私だけ?」と感じることもあるかもしれませんが、係官はルーティンとして対応しているので、こちらも落ち着いて応じれば検査はあっという間に終わります。
②スーツケースを開けるよう言われたときの対処法
「Can you open your suitcase, please?」——この一言を聞いた瞬間、どう反応するかで後の流れが変わります。焦って挙動不審になるより、落ち着いて「もちろんです」と応じるだけで、係官の対応もぐっとスムーズになります。税関係官はこのやりとりを毎日繰り返しているプロ。素直に応じれば検査は短時間で終わることがほとんどです。
「Can you open your suitcase, please?」と言われたら
スーツケース検査で最初に言われる一言がこれです。
「Can you open your suitcase, please?」(スーツケースを開けてもらえますか?)
このとき最もスムーズな返し方はこれです。
「Of course. Is there something that concerned you?」(もちろんです。何か気になるものがありましたか?)
「Of course.(もちろんです)」の一言で協力する意思が伝わり、「Is there something that concerned you?(何か気になるものがありましたか?)」と続けることで、何に引っかかったのかを先に把握できます。係官が「This item here.(これです)」と指差してくれれば、説明の準備がすぐできます。
もし英語が出てこないときは、「Of course.」だけでも十分です。笑顔でスーツケースを開けて差し出す動作とセットにすれば、「協力します」という意思は確実に伝わります。焦って何か言おうとするより、落ち着いた動作の方がむしろ係官への印象もいいですよ。
「What is this item?」と言われたら
スーツケースを開けた後、特定のものを指差して「これは何ですか?」と聞かれることがあります。羊羹の体験談でもまさにこの場面がありましたね。
「What is this item?」(これは何ですか?)
このとき大事なのは「食べ物です」「お土産です」という2点をシンプルに伝えることです。
「It’s a Japanese sweet. It’s a souvenir for my family.」(日本のお菓子です。家族へのお土産です)
「This is food. It’s a traditional Japanese confection.」(これは食べ物です。日本の伝統的なお菓子です)
「It’s just a gift. Can I show you?」(ただのお土産です。見せましょうか?)
包みを開けて実物を見せながら言うと、格段に伝わりやすくなります。係官も「食べ物か」とわかれば表情がやわらぐことが多いです。羊羹の体験談のように「なんで黒いの?」と興味を持ってもらえることもあって、むしろ和やかな雰囲気になることさえあります。英語が苦手でも「food」「souvenir」「gift」この3単語が言えれば十分伝わりますよ。
英語が聞き取れなくて固まったときの対処
係官が何かを言っているけど速くて聞き取れない、そういう場面はスーツケース検査でもよくあります。黙って固まってしまうより「聞き取れなかった」と伝える一言を先に持っておくだけで、状況がすぐに動き出します。
「Sorry, could you say that again slowly?」(すみません、ゆっくりもう一度言ってもらえますか?)
「I’m sorry, I don’t understand. Could you show me?」(すみません、わかりません。見せてもらえますか?)
「Could you write it down?」(書いてもらえますか?)
「Could you show me?」は特に効果的です。係官が実際に荷物を指差したり、取り出す動作を見せてくれるので、言葉がなくても「ああ、これを出せばいいのか」と状況が理解できます。
税関係官は世界中から来る旅行者に毎日対応しているので、英語が苦手な方への対応にも慣れています。「聞き取れなかった」と伝えることは恥ずかしいことではなく、むしろ誠実な対応として受け取られますよ。
③スーツケース検査シーンの英語が実際に聞けるコンテンツはここで無料で聴ける
「こう答えればいい」と頭でわかっていても、実際の音声を一度も聞いたことがないと本番で体が動きません。税関係官の話し方は独特のテンポがあるので、事前に耳を慣らしておくだけで聞き取りやすさが格段に変わります。登録不要・完全無料で、税関でのスーツケース検査に近いやりとりが聞けるコンテンツを紹介します。

Randall’s ESL Cyber Listening Labでスーツケース検査シーンの英語を聞く手順
Randall’s ESL Cyber Listening Labは、1998年から運営されている無料の英語リスニング学習サイトです。「Immigration and Customs」というページに、税関係官と旅行者のやりとりが収録されています。「荷物の中には何が入っていますか?」「見せてもらえますか?」という流れが実際の音声で聞けるので、スーツケースを開けた後の会話の流れを耳で体験できます。手順はこちらです。
- ①ページを開く → Randall’s ESL「Immigration and Customs」
- ②スクリプトを見ながら音声を1回通して聞く
- ③「What do you have in your luggage?」など荷物確認のやりとりを確認する
- ④スクリプトを閉じてもう1回聞き、どこまで聞き取れるか試す
音声はゆっくりめのナチュラルスピードで、初心者でも聞き取りやすい難易度です。スクリプトも無料で確認できるので「聞いてわからなかった部分を文字で確認する」という使い方がとても効果的です。スーツケースを開けた後のやりとりを「文字で知っている状態」から「耳で聞いたことがある状態」にするだけで、本番での落ち着きがぜんぜん違いますよ。

記事中のここで再生してみてね!

④SpeakのAIロールプレイでスーツケース検査シーンを練習する
音声で耳を慣らしたら、次は「実際に声に出す」練習が必要です。スーツケース検査は一方的に聞くだけでなく、自分が答える場面がメインです。「頭ではわかっているのに口から出てこない」というのは練習不足から来ます。AIと英語で会話練習できるアプリ「Speak」を使えば、スーツケース検査シーンをそのまま再現した練習が、自宅で一人でいつでもできます。

今回のフリートークの設定はこんな感じだよ!

実際のスーツケース検査シーンのやり取りをそのままロールプレイできる
Speakの「ロールプレイ」機能では、税関・荷物検査などのシチュエーションを設定してAIと会話練習ができます。「Can you open your suitcase?」と言われる場面から始まり、「What is this?」「Is this food?」「Can I see it?」と続く一連のやりとりを、実際に声に出して練習できます。

テキストを打つだけの練習と違い、マイクに向かって「It’s a Japanese sweet. It’s a souvenir.」と声を出すことで、本番のときに「あ、これやったことある」という感覚が生まれます。旅行前の1〜2週間、毎日5分このロールプレイをやっておくだけで、スーツケースを開けるよう言われたときの初動がぜんぜん変わりますよ。

「AIに話しかけるのが照れくさい」という方も多いですが、誰にも聞かれていない環境だからこそ思い切り練習できます。間違えても笑われないし、同じシーンを何度繰り返してもOK。「羊羹って英語でどう説明するんだろう」と思ったら、Speakで「Japanese sweet made from bean paste」と答える練習をしておくだけで、本番でも口が自然に動くようになっていきます。
「なんて言われるか」を事前に体験しておける
スーツケース検査で固まってしまう理由のひとつが「何を言われるかわからない」という不安です。Speakで練習しておくと「係官はこういうことを聞くんだ」という感覚が身につきます。「Can you open this?」「What’s inside?」「Is this yours?」——こういった言葉を事前に体験しておくだけで、本番での反応速度がまったく違います。


リアルタイムのフィードバック機能で、発音や文法の間違いもその場で修正してもらえます。たとえば「This is sweet Japanese.」と言ってしまったとき、正しくは「This is a Japanese sweet.」と教えてくれる——こういう細かい積み重ねが本番での自信につながります。「なんて言われるかわかっている」という安心感が、税関での落ち着きを生み出しますよ。
⑤まとめ:スーツケース検査は流れを知っておけば本番は動ける
スーツケースを開けるよう言われても、それは必ずしも「疑われている」わけではありません。X線での確認やランダム検査が理由のことも多く、落ち着いて「Of course.」と答えて開けるだけで、あっという間に終わることがほとんどです。背景を知り、音声で耳を慣らし、ロールプレイで体験しておけば、本番でも体が動きます。
背景を知る・音声で慣れる・ロールプレイで体験する
準備の流れを整理するとこうなります。①この記事でスーツケース検査の背景と対処法を「知る」。②Randall’s ESLで税関でのやりとりを「音声で慣れる」。③Speakのロールプレイで「実際に声を出して体験する」。この3ステップは順番通りに進めることで効果が出ます。「知っているだけ」では本番で言葉が出てきません。声を出す練習まで持っていくことで、初めて「使える英語」になります。
忙しい毎日でも、Randall’s ESLは通勤中に聞けて、Speakは寝る前の5分でできます。まとめて1時間勉強しなくていい。細切れの時間を積み重ねるだけで、出発前日には「なんとかなりそう」という感覚が持てるようになりますよ。
Randall’s ESLで耳を慣らしてSpeakで体験しておけば本番は動ける
スーツケース検査で固まってしまう恐怖の正体は「やったことがない」という経験不足です。Randall’s ESLで「こういうやりとりをするんだ」という耳の感覚を作り、Speakで「自分の口から答えが出てくる」体験をしておく。この2つがそろうだけで、本番での動き方がぜんぜん違ってきます。「It’s a Japanese sweet. It’s a souvenir.」——この一言が自然に口から出てくるだけで、スーツケース検査はスムーズに終わります。この記事がその準備のお役に立てたら嬉しいです。
- スーツケースを開けるよう言われたとき、拒否できますか?
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基本的に拒否することはできません。税関係官は法的に荷物を検査する権限を持っており、検査への協力は入国手続きの一部です。拒否した場合、さらに詳しい検査や最悪の場合は入国拒否につながる可能性もあります。「何も悪いものは入っていない」という自信があれば、「Of course.」と素直に応じるのが最もスムーズな対応です。
- X線で引っかかりにくくするパッキングのコツはありますか?
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銀色やアルミ包装の食品は、他の荷物と重ならないよう独立させて入れると判別しやすくなります。電子機器のケーブル類はまとめてポーチに収納する、缶詰や瓶詰めは衣類と重ならない位置に配置するなど、X線で見えやすいレイアウトを意識するとスムーズです。ただし抜き打ち検査はどれだけ丁寧にパッキングしても起こりうるので、止められても慌てない心の準備も大切ですよ。
- Randall’s ESL Cyber Listening Labは無料で使えますか?
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はい、登録不要・完全無料でブラウザからすぐ使えます。音声とスクリプトの両方が無料で確認できるので、聞き取りの練習にとても使いやすいです。まず音声を聞いてみて「もっと実践的に声を出す練習がしたい」と思ったらSpeakに進む流れがおすすめですよ。










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