「まさか没収されるとは思ってなかった」——帰国直前に買ったお土産や、うっかり持ち込んでしまった食べ物を税関で止められたとき、英語でなんて言えばいいかわからなくてパニックになった経験はありませんか?
その場で何も言えずに黙って没収されるだけ、というのは本当につらい。でも、税関でのやりとりはパターンが決まっています。この記事では、食べ物没収のトラブル事例と背景を整理したうえで、実際に「こう言われたらこう答える」という対処法を場面ごとに解説します。

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①食べ物の没収——税関でこんなトラブルが起きている
「食べ物くらい大丈夫でしょ」と思っていたら止められた、というのは旅行中によく聞く話です。特に日本人旅行者に多いのが、「知らなかった」「うっかりだった」という食べ物絡みの没収トラブルです。悪意はゼロなのに止められてしまう——その背景を先に知っておくだけで、いざというときの心の余裕がぜんぜん違います。
のりたまとマンゴーが没収されたトラブル事例

実際にこんなトラブルが起きています。ハワイに短期滞在した方が、日本から持参したのりたまをハワイ入国時に全て没収されました。理由は「チキンエキスが含まれている」から。「お菓子じゃないの?」と思うかもしれませんが、動物性成分が含まれる食品はハワイへの持ち込みが厳しく制限されているんです。
もうひとつ、同じ方の別の体験です。今度は日本への帰国時に、ハワイで手に入れた完熟マンゴーを持ち帰ろうとしたところ「フレッシュはだめ」と言われ、その場で取り上げられてしまいました。「友人の庭で採れた完熟マンゴーだったのに……」という悔しさは、経験した人にしかわからないですよね。
これは決して特別なケースではありません。生の果物や肉製品、動物性成分を含む加工食品は、多くの国で持ち込みが厳しく制限されています。「免税店で売っていたから大丈夫」と思っていたものが対象になることも。事前に知っておくことと、万が一止められたときに英語で対処できることの両方が大切です。
なぜ食べ物の没収トラブルが起きるのか

食べ物の持ち込みがこれほど厳しい理由は、農業や畜産業を守るためです。外国から持ち込まれた食品には、その国にいない害虫や病原菌が潜んでいる可能性があります。たとえば口蹄疫や鳥インフルエンザなどの病原菌が肉製品に含まれていた場合、家畜への感染が広がって農業に深刻なダメージを与えることになります。
果物や野菜も同様で、外国産の植物に害虫の卵や菌が付着していた場合、その国の農業環境を壊してしまうリスクがあります。ハワイや、ニュージーランドなどは特にこのルールが厳格で、空港の検疫犬が荷物の匂いを丹念に確認する光景はよく知られています。
つまり没収は「意地悪」ではなく「その国の農業・環境を守るための措置」です。そう理解しておくと、税関係官への接し方も変わってきます。むしろ「申告してくれてありがとう」という姿勢で対応してもらえることも多いんです。止められてもパニックにならず、落ち着いて対応することが大切ですよ。
②食べ物を止められたときの対処法

いざ税関で止められたとき、頭が真っ白になってしまう気持ち、すごくよくわかります。でも税関でのやりとりはパターンが決まっています。「こう言われたらこう答える」という流れを2パターン先に頭に入れておくだけで、当日の対応がぐっとスムーズになります。完璧な英語じゃなくていい。伝わればOKです。
「Do you have anything to declare?」と言われたら
税関に入ると、まず最初にこの一言を言われることが多いです。
「Do you have anything to declare?」(申告するものはありますか?)
何も問題がなければ「No, just personal belongings.」(いいえ、個人の持ち物だけです)と答えるだけでOKです。でも食べ物を持っている場合は正直に申告しましょう。隠して持ち込もうとした場合、発覚すると罰金や最悪の場合は入国拒否になることもあります。
食べ物を持っているときの答え方はこうです。
- 「I have some food from Japan.」(日本から持ってきた食べ物があります)
- 「I have snacks and some dried food.」(お菓子と乾燥食品を持っています)
- 「I wasn’t sure if this is allowed. Can I check?」(持ち込んでいいかわからなかったので確認してもらえますか?)
正直に申告すること、それだけで税関係官の対応がぐっと柔らかくなります。「申告してくれてありがとう」という雰囲気になることが多いです。
「I have some food from Japan.」を使いこなす
このフレーズは短くてシンプルですが、とても実用的です。「food from Japan(日本からの食べ物)」という単語の組み合わせだけで、係官はすぐ状況を把握してくれます。具体的に何を持っているか聞かれたら、食品を見せながら「This is dried seaweed.(これは乾燥海苔です)」「This is rice crackers.(これはおせんべいです)」と言えばOK。スマホの翻訳アプリを見せながら言っても伝わりますよ。
「What do you have in your luggage?」と言われたら
申告書の内容を確認されたり、X線検査で引っかかったりしたときに、こう聞かれることがあります。
「What do you have in your luggage?」(荷物の中には何が入っていますか?)
このとき大事なのは、落ち着いて正直に答えることです。「えっ、何か悪いことをしたの?」とパニックにならなくて大丈夫。係官は毎日この仕事をしているので、旅行者が緊張しているのはわかっています。ゆっくり、短い言葉で答えれば十分です。
「Just clothes and some snacks from Japan.」(服と日本のお菓子が少し入っています)
「I have some packaged food. Is it okay?」(袋に入った食品があります。大丈夫ですか?)
「I didn’t know this wasn’t allowed. I’m sorry.」(これが持ち込めないとは知りませんでした。すみません)
もし没収されることになっても、最後に「Thank you for letting me know.」(教えてくれてありがとうございます)と一言添えるだけで、後味がぜんぜん違います。没収はルールに従った結果であって、あなたが責められているわけではないので、堂々と対応してOKですよ。
英語が聞き取れなくて固まったときの対処
係官が何か言っているけど速くて聞き取れない、そういう場面は税関でも起こりえます。「わからなかった」と正直に伝えることが、実は最も効果的な対処法です。黙って固まってしまうより、一言言えるかどうかで状況がぜんぜん変わります。
「Sorry, could you say that again slowly?」(すみません、ゆっくりもう一度言ってもらえますか?)
「I don’t understand. Could you write it down?」(わかりませんでした。書いてもらえますか?)
「Could you show me what you mean?」(どういう意味か示してもらえますか?)
税関係官は世界中からくる旅行者に対応しているので、英語が苦手な人への対応にも慣れています。「ゆっくり話して」とお願いすれば、きちんと合わせてくれることがほとんど。「わからない」と伝えることは恥ずかしいことではなく、むしろ誠実な対応として受け取られますよ。
③食べ物没収シーンの英語が実際に聞けるコンテンツはここで無料で聴ける
「こう答えればいい」と頭でわかっていても、実際の音声を一度も聞いたことがないと、本番で体が固まってしまいます。税関でのやりとりは独特のテンポとフレーズがあるので、事前に耳を慣らしておくかどうかで当日の反応速度がぐっと変わります。登録不要・完全無料で、税関でのやりとりがそのまま聞けるコンテンツを紹介します。

Randall’s ESL Cyber Listening Labで税関シーンの英語を聞く手順
Randall’s ESL Cyber Listening Labは、1998年から運営されている無料の英語リスニング学習サイトです。「Immigration and Customs」というページに、税関係官と旅行者の実際のやりとりがそのまま収録されています。「荷物の中に何が入っているか」「滞在目的は何か」という税関でよく聞かれる内容がリアルな会話で聞けるので、この記事で紹介したフレーズが実際にどう使われるかを耳で確認できます。手順はこちらです。

「Listening Exercise」 で聞くことができるよ!
- ①ページを開く → Randall’s ESL「Immigration and Customs」
- ②スクリプトを見ながら音声を1回通して聞く
- ③この記事で紹介したフレーズが出てくる箇所を確認する
- ④スクリプトを閉じてもう1回聞き、どこまで聞き取れるか試す
音声はゆっくりめのナチュラルスピードで、初心者向けの難易度に設定されています。スクリプト(文字起こし)も無料で確認できるので、「聞いてわからなかった部分を文字で確認する」という使い方がとてもやりやすいです。
税関のやりとりを「文字で知っている状態」から「耳で聞いたことがある状態」に変えるだけで、本番での落ち着き方がぜんぜん違いますよ。
④SpeakのAIロールプレイで食べ物没収シーンを練習する
音声で耳を慣らしたら、次は「実際に声に出す」練習です。税関のやりとりは一方的に聞くだけでなく、自分が答える場面がメインです。「なんて言えばいいか頭ではわかってるのに、口から出てこない」というのは練習不足から来ることがほとんど。AIと英語で会話練習できるアプリ「Speak」を使えば、税関シーンをそのまま再現した練習が自宅で一人でできます。

この設定でフリートークしてみたよ!

実際の食べ物没収シーンのやり取りをそのままロールプレイできる

Speakの「ロールプレイ」機能では、税関・入国審査などの特定のシチュエーションを設定してAIと会話練習ができます。「Do you have anything to declare?」と聞かれる場面から始まり、「What’s in your bag?」「Is this food?」と続く一連のやりとりを、実際に声に出して練習できます。
テキストを打つだけの練習と違い、マイクに向かって声を出すことで「口が動く」「言葉が出てくる」という体験が積み重なります。旅行前の1〜2週間、毎日5分このロールプレイをやっておくだけで、本番で「あ、これやったことある」という感覚が持てます。その感覚があるだけで、税関でのパニック度がぜんぜん違いますよ。
「AIに話しかけるのが照れくさい」という方も多いですが、誰にも聞かれていない環境だからこそ思い切り練習できます。間違えても笑われないし、同じシーンを何度繰り返してもOK。「没収されそうになった」「聞き取れなかった」という場面も繰り返し練習できるのが、AIならではの強みです。

「なんて言われるか」を事前に体験しておける


変な文面だとフィードバックを1回1回するしてくれるよ!
Speakのロールプレイで特に効果的なのが、「相手から何を言われるか」を事前に体験できることです。税関で緊張する理由のひとつは「何を言われるかわからない」という不安です。でもSpeakで練習しておくと「ああ、こういうことを聞かれるんだ」という感覚が身につきます。
たとえば「Do you have any fruits or vegetables?(果物や野菜はありますか?)」という質問、事前に聞いたことがあるかどうかで反応速度がぜんぜん違います。リアルタイムのフィードバック機能で、発音や文法の間違いもその場で修正してもらえるので、本番での聞き返しも減ります。「なんて言われるかわかっている」という安心感が、税関での落ち着きにつながりますよ。
⑤まとめ:食べ物没収シーンは流れを知っておけば本番は動ける
食べ物の没収トラブルは「知らなかった」「うっかりだった」という場合がほとんどです。でも止められたとき、英語でどう対処するかを事前に知っておくだけで、パニックにならずに動けます。背景を知り、音声で耳を慣らし、ロールプレイで体験しておく——この3ステップで、旅行前日までに十分準備できますよ。
背景を知る・音声で慣れる・ロールプレイで体験する
準備の流れを整理するとこうなります。①この記事でトラブルの背景と対処法を「知る」。②Randall’s ESL で税関でのやりとりを「音声で慣れる」。③Speakのロールプレイで「実際に声を出して体験する」。この3ステップは順番通りに進めることで効果が出ます。「知っているだけ」では本番で言葉が出てきません。声を出す練習まで持っていくことで、初めて「使える英語」になります。
忙しい毎日でも、Randall’s ESLは通勤中に聞けて、Speakは寝る前の5分でできます。まとめて1時間勉強しなくていい。細切れの時間を積み重ねるだけで、出発前日には「なんとかなりそう」という感覚が持てるようになりますよ。
Randall’s ESLで耳を慣らしてSpeakで体験しておけば本番は動ける
税関で固まってしまう恐怖の正体は「やったことがない」という経験不足です。Randall’s ESLで「こういうやりとりをするんだ」という耳の感覚を作り、Speakで「自分の口から答えが出てくる」体験をしておく。この2つがそろうだけで、本番での動き方がぜんぜん違ってきます。没収されても、されなくても、落ち着いて対応できる自分になれます。完璧な英語じゃなくていい。この記事がその準備のお役に立てたら嬉しいです。
- 食べ物を持っていることを申告したら必ず没収されますか?
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申告したからといって必ず没収されるわけではありません。加工食品や密封されたものは持ち込める場合も多く、申告して係官が確認した上でOKが出ることもあります。重要なのは「隠さず申告すること」です。申告せずに発覚した場合は罰金や入国拒否になるリスクがありますが、正直に申告すれば没収で済むことがほとんどです。迷ったら申告、が基本のルールです。
- 税関で英語が全然わからなかった場合はどうすればいいですか?
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「Sorry, I don’t understand.(すみません、わかりません)」と正直に伝えましょう。税関係官は世界中の旅行者に対応しているので、英語が苦手な人への対応にも慣れています。スマホの翻訳アプリを見せる、持っている食品を実際に見せる、身振り手振りを使うなど、言葉以外の方法も組み合わせれば十分伝わります。黙って固まってしまうより、何かしら反応する方が係官も助かりますよ。
- Randall’s ESL Cyber Listening Labは無料で使えますか?
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はい、登録不要・完全無料でブラウザからすぐ使えます。音声とスクリプトの両方が無料で確認できるので、聞き取り練習に使いやすいです。まず音声を聞いてみて、「もっと実践的に声を出す練習がしたい」と思ったらSpeakに進む流れがおすすめです。










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